2018/9/5 七日目の記録【波止場のワークショップ】

ワークショップ七日目の記録です。
午前中の飯名尚人さんのワークショップでは写真と情報について考え、とっておきの1枚の写真を撮りに町へ出ました。
午後の創作では、前回から引き続きグループ創作の発表をしました。


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9月5日
ー10時2Fスタジオ集合

【飯名尚人さんWS】

ー飯名さんから、参加者へ、まずいくつかの質問が投げかけられる。以下、質疑応答。
「撮った写真を、家に帰ってからどの位みるか?」
・SNSにあげるものを選ぶために見ている。
・ほとんど見ない。
・撮ったら見ない。
「見ない、という意見が多いが、では何のためにとるのか?」
・メモ代わり
・ドキュメンテーション
・おもしろいから!→「それは撮ることがおもしろいのか?」
・その物がおもしろいとき。
・景色などに感動したとき。・記念写真。・撮った物を誰かに共有したい時。
・カメラの視点は、普通の目線ではないからおもしろい。


●飯名さんの3分の動画をみる
ジョグジャカルタの道路の映像。車に乗りながら、交通の様子をとっている。
「この映像をパリだと思た人はいますか?何故そう思わないのか?」→街並み、道に飾ってある国旗から
次にジョグジャカルタでドラえもんとキティのネオンが光っている動画。
「これはなにか??」
1つ目の動画は8/16にとったもの。2つ目はその日の夜。
インドネシアの独立記念日が17日で盛り上がっている。
「独立記念日前夜祭に、ドラえもんとキティ(しかいない)がパレードする…。インドネシアはイスラム教徒の多い国で、モハンマドは猫が大好き。独立記念日のこのお祭りは、彼らの宗教と関係している。」(だけど、2つとも日本のキャラクターで不思議。だけど、例えばAKB48も中国に行く前にジャカルタに行ったし、なにか日本と文化が共通しているのかもしれない)
「1つ1つの写真の中に、実は膨大な情報が詰まっている。」


●今回の課題「自分の撮った写真の中からパフォーマンスをつくる」
大切なのは、まず「見る」という事が大切。
日本だと、時々片方の靴が落ちていたりする、これを面白がって撮る人はいるけれど、「この靴はどういう人が履いていたのだろうか、と考える人はいない。」
そういうものをちゃんと掬って込めてあげることが大切で、そういう丁寧な映像が舞台の上で流れたら、それは生身の舞台と対等の力を持つ。
・これから一時間、ひとりで街へ出て写真を撮ってくる。
ルールは「しゃべらない」「一緒に行かない、一人で行く」
ただ撮って逃げるという手もあるし、ずっと追いかけて撮るでもいい。
「良い写真をとるのには運動神経が必要!」


●言葉が通じる人を中心にグループにわかれて写真を見せ合う。
☆次回までの課題
・今晩までに、写真を一枚添付して飯名さんのアドレスに送る。
・その写真一枚に対して、例えばプロジェクターに写真を映してしゃべるでもいいし、踊ってもいいし、歌でも5秒だけでもなんでもいいので、パフォーマンスを何か考えてみる。MAX3分。完成度を求めるというよりは、こういう風にしてみようかなというアイディアを重視したい。
次回、飯名さんがその写真をプリントアウトしてくるので、今度はそれを部屋中に貼ってそれを動画に撮る作品をつくる。プリントアウトした写真でパフォーマンスをつくる。




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ー2Fスタジオにて、午後のワーク13時45分開始
【信さんWSクラス】

●10分間のウォームアップ。本日のアップ当番:李さん

1. はじめにそれぞれに番号を振っておいて、部屋の中をみんなでぐるぐると歩き回る。
2. ファシリテーターが番号を呼ぶと、呼ばれた番号の人は硬直して後ろにまっすぐ倒れる。それを、その他の人が走り寄って受け止め、(※音をたてずに)静かに床までおろしてあげる。この時倒れる人は怖がらずに、周りを信頼してあげる。
ーウォームアップ後、本日のワークに入っていく。


●発表
今回はオーディエンスをわけて、前回のように舞台上で観るチームと完全に外から観るサポーター席の人。
観終わったら、それぞれ感想を模造紙にかく。

1、エミー、田村、ガオレイ、ダンルオ、カイル 「砂漠の記号」
オーディエンスは部屋中をばらばらに歩き回る。さばくの中を、自分の跡をつけるように歩く。前回と同じ。(買い出しの為、記録係外出)


2、ランジェンフェ、ヴィヴィアン、シュウロウ、ウェンミン、宇井 「生まれなかった子供たち」
オーディエンスはアイマスクで目を隠し、仰向けに寝っ転がったら、赤ん坊のように丸くなる。前回と同じ。(〃)


3、ヤグニャ・ブレンドン、玉季、丹澤、ダレン 「舟にすむ人」
オーディエンスはこの空間のなかで、どこでも好きなところに座る。
座っている場所は自分の舟の一番うしろ。今度の人々は緊張しているわけではなく、水の音でも聞いているようにリラックスしている。自分の舟のなかに何かが入ってこない限り、観ない。怖がったり、気になったりする必要はない。もし入ってきたときは、できれば拒否せず、受け入れてあげる。日本には昔、家に鍵がかかっていなかった。だけどそれは日本だけではない、鍵のある生活の方が本当は不自然なのかもしれないのだ。


4、ウェイウェイ、ドリーン、ゾウジェンフェ、李「舟にすむ人」
オーディエンスは部屋の中で好きなところに仰向けに寝転がる。足は曲げる。ここは川の底です。自分のことを人間だと思うと苦しくなっちゃうから、もっとリラックスできる存在になってみる。
どこが舞台で、どこが舞台の端かは常に理解していなければいけない。この舞台はオーディエンスのありかたが舞台の形を決めている。そしてパフォーマンスをする方は、この空間でパフォーマンスすることを意識する。パフォーマーは人の集まりから舞台の空間を常に意識する。そのことを考えていれば、全部の空間を必ず使える。
(前回のパフォーマンスは面白かったけれど、おそらく3人くらいの観客は取り残されていた。つまり、パフォーマーとのすれ違いみたいなことを経験していない人がいた。しかし、その接触をみんなに見せてやろうとすると、また取り残しができてしまう。他の人は、パフォーマーが誰かに見せている演劇を、外から観ているという構図になってしまう。この問題に対する取り組みとしては、例えば1つは、完全に違う空間を意識する。もう1つは、自由になることである。


●フィードバック
今回オーディエンスの人数をわけて、サポーターの席の人をつくった。この席はいわゆる演出家の席で、ここに座るととても全体のことがよく見える。
パフォーマーにはパフォーマーの身体と空間がまかされている。なぜかというと、いくら偉い演出家でも、上演中は舞台にあがって止められない。そのまかされている側こそ、訓練して、どうやって「いるか」ということを考える。大事なのは、そのときに、「その身体は自分だ」ということ。自分をつかって何をやるのかという発想。よく訓練をするときに、自分を外側に置いて、「ああいう風になろう」とするがそれは間違え。自分が今、一番なにがやりたいか、それを知ることがとても大事。それをしっかりすること。
しかし、ここからがとても難しい。誰かさんも「私」あっちの人も「私」、それが自己主張をしたところで、自分のことは伝わらない。
この空間では「私はここにいる」ということを言わなくてもいい。
ほとんどの討論は、ほっておくと「私はここ」ということを言いあう場所になる。
だから、自分がやりたいことをとてもとてもはっきりと持っている人が、本当にやるべきことは、他の人が何をやりたいのかを聞く事。自分がどうしようかわからない人が発言をする。
他の人はその人を助ける。彼女が実現したい事をするにはどうしたらいいのか助ける。コンセプト、出発点をみんながクリアに持っていなければいけない。たとえここの時点でそれぞれ違っても。
それは具体的にどういうことなのかを、これからやっていこうと思う。


●前回の課題
グループになって、課題にあったテーマ、使う言葉などを出し合う。ラインが長すぎた場合は、ここからここまでとわかるように印をつけておく。口で説明してわかりにくい時はジェスチャーも交えて、三つの場面ができるか説明してみる。
今回はあんまり意見を言う場ではなくて、プレゼンテーションを聞いてあげる場。
言葉を使うか使わないか、紙に書かなくてもいいから仲間には伝える。
読みやすいように書いてきてください。
テーマなどは、みんな自分が一番使っている言語を使って書いてください。
言葉の意味が本当に伝わる意味か確認しなければならない。
テキストはいま三か国語ありますが、マンダリンができる人には少し違って読めるかもしれない。出す一行は、自分が一番得意な言語で書いたものにする。大きな意味の違いがあっても、それは構わない。45分間


●信さんインフォメーション
・明日のoffで何か舞台を観に行きたい人へ下北沢の舞台を案内。部屋に貼ったURLのページに飛ぶと説明があるので、フライヤーを見るなどして選んでください。
・波止場のWSのホームページを更新しました。メールに、文章、写真を添付して信さんへ送る。またブログ機能もあるのでみなさん更新していってください。
・色々なWSのクラスがあるけれど、なるべく学んだことを生かしながらパフォーマンスを作っていってほしい。みんなそれぞれ、自分はこういう表現を持っているのだという事がわかってきたと思うので、これから他の人のプレゼンテーションを聞いていけたらいい。
・明日はオフで完璧にリフレッシュの時間にしたいので、今日の課題は今日中に終わらせる。模造紙はスタジオに置いておくので、わからなくなったらスタジオにきて見返す。

WHARF workshop

アジアの舞台芸術にかかわるあたらしい担い手 のための「波止場のワークショップ」 “The Wharf Workshop” for uprising figures who will lead the future of Asian Performing Arts 「码头工作坊」参与亚洲舞台艺术的人为对象

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