2018/8/31 二日目の記録【波止場のWS】

ワークショップ二日目の記録です。
この日は午前中に信さんによるWSクラスを行い、午後は昨日の課題からのグループ創作と、各グループの発表を行いました。

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8月31日 
ー10時スタジオ集合。午前中のワーク開始(今日は樋口さんも加わってのWS)

【信さんWSクラス】

●ウォームアップ 本日のアップ担当:エミーさん

●呼吸
身体の中に水がある意識で足から立つ。鼻から息を吸っておなかまで入れたら、ゆっくりと吐いて身体の中身をからっぽにする。吐ききったら自分のペースで繰り返してゆく。
・目をつぶらないように
・気を楽にまっすぐ前を見て、自分にとっての気持ちいいをつくってゆく。
今度は息を吸いながら手を持ち上げて、吐くときは押しだすように前に出す。音が出てもいいから吐ききって、自分のペースで繰り返してみる。どんどんと方向を変えて、何かイメージが浮かんで来たら即興で構わないからそれを続ける。
「常に空間を共有していることを忘れないように」
「無理に動かない」

●「mirror」
二人一組で向かい合ってまねっこする、とても簡単だけれどストレートの基本になるエクササイズ。
・くじを引いて同じ絵柄の人とペアになる。
「(信の似顔絵)ランジェンフェとドリーン」「(魚)田村彩絵とウェンミン」「(花)ウェイウェイとエミー」「(太陽)ヤグニャとガオレイ」「(星と月)ダレンと丹澤美緒」「(猫)樋口とブレンドン」「(鳥)ヴィヴィアン と ダレン」「(ラスト)シュウロウとジェンファ」
・終わった後、紙を配って「気づいたこと」を三つだけあげる。

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ー昼休み後、午前中の創作ワークを引き継いで、チーム発表。

●午後の発表
「舟もなく」のテキストから、一つの章をチームで作ってみる。2:30から発表。


☆一番:李、ドリーン、ジェンファ、ウェイウェイ
第3章「生まれなかった子供たち」
オーディエンスは部屋中ばらばらになって、あおむけに寝転がる。

<他のチームからの感想>
・「ゴミ袋をつかって音を出していたのがおもしろかった。」
・「とても完成されたストーリーだったが、どうやって発展させたのか気になった。」
・「おばあさんが遠くへ行くところにとても心が動かされた。」
・「舌をコツッと打つ音など、音の出し方がよかった。うまく使われていた。
・「原作と違う物語を語っていたけれど、どうしてあの発展になったのか気になった。」
・「観客としてパーフォーマンスをみているときに、人に、またがれたのははじめて。
・「中国語はわからないけれど、言葉のわかるわからないはあまり関係がなかった。
・「一番はじめの、ノンバーバルでセリフのなかったシーンが最も豊かに感じられた。逆に言葉がわかる方が縛りを感じてしまって、セリフのない所の方がより意味を感じた。」



☆二番目:エミー、田村、樋口、ガオレイ
第4章「水の記号」

オーディエンスは部屋中を歩き回る。そのときに、砂に跡を描くように歩く。
<他のチームからの感想>
・「最も、演じ手とオーディエンスの融合度が高かった。」
・「観客が演じ手に関わる度合いが濃かった。この作品いついて、好きか嫌いかがチームの中できれいにわかれた」



☆三番目:ヴィヴィアン、シュウロウ、ランジェンフェ、ウェンミン
第3章「生まれなかった子供たち」
オーディエンスはアイマスクをつけて目隠して床に転がる、自分の呼吸に意識を向ける。胎児のように丸くなって寝る。海の底の赤ちゃん。

<他のチームの感想>
・「目隠しをされてなにも見えなかったけれど、だからこそ聞こえてくる音や歩く気配が感じられてよかった。」
・「自分の呼吸に意識すると、感覚が研ぎ澄まされて、とても集中した時間を過ごすことができた」
・「インターナショナルなところについて、もっとはっきりとさせてよかったかもしれない。」



☆4番目:ヤグア、丹澤、ブレンドン、ダレン
第2章「舟に住む人」
オーディエンスは部屋中にちらばって、好きなところに座る(この時なにかによりかからない)。都会にある舟に住む人々。座ったら、目の前の自分のエリアを意識する(エリアは重なり合わない)。もし、何か、が自分のエリアの中に入ってきたら、それに対して強い関心を持つ。ある意味の異物感を感じる。

<他のチームの感想>
・「あのゴムが一体なんだったのかさいごまでわからなかったのがよかった。」
・「四か国の言葉を使って、子供のように遊んでいたが、あまり意味がわからなかった。原作からどう発展させたものなのか気になった。」
・「チームの話し合いで好きと嫌いがすっぱりと別れた。(だが、これはあくまで、それぞれの役者にはそれぞれ好きな手法嫌いな手法があるから、良いとか悪いとかではなく、それくらいの違いだと思ってほしい)」
・「すごくメリハリがあり、テンポもよかった。」
・「四つの言葉が交わされる所はすこしやりすぎな気がする。おなかがいっぱいかもしれない」
・「自分のエリアを守るとき、たとえ身体が侵入しなくても、声や音の侵略間をとても感じた」



●このワークについて。二つの目的
・一つ目
短い間につくることによって、みんなの手法をシェアしあう。それは、ある人には古いかもしれないし、ある人には新しいかもしれない。今回は沢山の手法を観れたと思うが、こういう多国籍のセッションのときとても重要なのは、言葉を使うことに消極的にならないこと。
知らない言葉は音として楽しめる。
きっと普段、意味だけを追いかけてニュアンスとか音とか、そういうものへの関心が薄れていっている。
「ダンサーはもっとしゃべるべきだし、役者はもっと踊るべき」
そういうものに気づくきっかけが必要であるし、触れてみようと試みる機会を持つことが重要。

・二つ目。
オーディエンスをどう捉えるかということ。
パフォーマンスをつくっていると、オーディエンスを単純化して考えてしまう。
大人しく座っているだけど思われるオーディエンスの本当の姿を形にする。
理想のオーディエンスとは子供。オーディエンスが自由になれば、パフォーマンスはもっともっと進化できる。その為には、パフォーマンスをする側が、オーディエンスをもっと複雑なものとしてちゃんと考えなければならない。
目を閉じると、他の感覚が鋭くなるというけれど、目を閉じたところで聴力が急によくなるわけではない。これは、意識化しているか、していないかの違い。
音を出しているパフォーマーが音に集中すれば、必ずオーディエンスも音に集中するのだ。


☆【次回の課題】
作品をつくるプロセスを知る、ということについて。
明日までに模造紙一枚に、この作品を作るにあたって、自分達はどういうプロセスで作っていったか簡単にまとめる。


(「どのチームも素晴らしかったし、もちろん私のチームも最も素晴らしい発表の1つでした」by Yagnya)

2018/8/31

WHARF workshop

アジアの舞台芸術にかかわるあたらしい担い手 のための「波止場のワークショップ」 “The Wharf Workshop” for uprising figures who will lead the future of Asian Performing Arts 「码头工作坊」参与亚洲舞台艺术的人为对象

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